【2度の流産と妊活記録Vol.8】子宮外妊娠の症状や痛みはいつから?HCGの値は?体験ブログ。

子宮外妊娠説濃厚、それでも手術をしなくても終えられる可能性があり少し気持ちを持ち直せた6週3日。

それから流産の形で決着がつく2ヶ月半の長い子宮外妊娠の体験記録です。

前回の記事はこちら↓

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緊張の採血結果、HCGの値は下がったのか?!

HCGの値を確認すべく再度採血をして帰った6週3日。

翌日採血結果の確認で病院へ行く予定のところ、朝から生理の時のような腰のだるさやかなり多めの出血が始まってしまいました。

普通なら出血を見て「流産だ」とどん底まで落ち込むところですが、出血が始まって自然流産に向かえているのではと思うと、手術せずに終えられるかもというありがたい気持ちもあり、何とも複雑でした。

病院で再度内診してもらうも、やはり子宮内、外ともに胎嚢は見えず。

肝心のHCGの値はというと、「HCG900台」と、数日前の1000台から下がってきている事が確認でき、まずはこの日入院、緊急手術になる事は回避できほっとしました。

・出血が始まっていること
・HCGの値が下がってきていること
・子宮内に胎嚢がやはり見えないこと

から、

・子宮外妊娠
・子宮内に妊娠しているけど流産

のどちらかに絞られる事となり、この子を出産できるという線は完全に無くなってしまいました。

妊娠したが流産確定

子宮外妊娠の初期症状は?痛みはある?

子宮外妊娠も正常な妊娠と同様に「妊娠」状態にあるので、妊娠5週目あたりまでは私が妊娠した時の初期症状そのものでした。

・体温高い(高温期がずっと続く)
・どんなに食べてもお腹を壊さない(食欲無限)
・頭痛にならない(超偏頭痛持ちなのに妊娠時は痛くならない)

などです。(あくまで私のです)

胎嚢が大きく育ってきている人なんかではつわりも始まったりするかもしれません。

また、子宮外妊娠の代表的な症状に出血があるようなのですが、初期の初期で出血が始まってしまえば、生理がきたものだと思って知らずに妊娠が終わってしまう方もいるようです。

私はがっつり妊活をしていて基礎体温も計っていたので、

高温期が続いていて1週間生理がこない=妊娠

と思ってすぐに妊娠検査薬で確認しましたが、妊活をしていない人なら、分からない人もいるかもしれません。

基礎体温を測る主婦

生理も流産も、身体の中で起こっている事はほぼ同じですもんね。 

私も6週4日で出血とお腹の痛みが始まりました。

ですが、私の子宮外妊娠のこの後の経過は、「生理かな?」では終えられない忘れられない体験となっていくのでした。

ちなみに初期でもいきなり胎嚢が子宮外で破裂→大出血で命の危険となる可能性もあるので、とにかく妊娠だと気付いたら早目に確認した方が良いかと思います。

子宮外妊娠での自然流産。普通の自然流産と違いはある?

6週4日の朝一で出血が始まり、腰もだるくいよいよ流産のような症状が出てきた中、病院での内診ぐりぐり。病院から帰るといよいよお腹の痛さが本気を出してきた感覚。

出血も更に増え、

あ~、1度目の流産もこんな感じだったな

と思い出しながら主人と一緒に映画でも見ようと、痛みをまぎらわしながら横になって映画を見ていました。

映画を見終わり、それではと思って重い腰をあげトイレへ行くと

「どゅるんっ」

この塊が出る感覚知っている、見たくないけど、でも、赤ちゃんが流れてしまった証のやつだな、そう思って、分かってはいたけどトイレで1人落ち着くまで泣きに泣きました。

泣いた事で疲れ、まだまだ続くお腹の痛みとの戦いに疲れ、ふて寝をきめこんでみたところ、今度は下痢の痛みで起きてやはり下痢ピー。(失敬)

実は朝からお腹を下していたのですが、前回の流産の時もひどい下痢をした経験があり、流産するとひどい下痢もついてくるという、マイルールが爆誕したのでした。(本当に汚くてすみません。。。)

もともと生理前は便秘になり、生理が始まると下痢になる体質なので、そりゃ流産ならひどい下痢になっても不思議ではない、むしろ納得な私なのでした。

この日朝一から出血、痛みが始まり、おそらく赤ちゃんが流れてしまったと思った出血が午後14時位、それからも痛みはしつこく続き、深夜0時位にやっと痛みがかなり引いたのですが、1度目の子宮内での妊娠時と比べると、ここまではほぼ同じ位の痛み、時間の経過という感じでした。

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流産完了と思いきやまさかの・・・?

おそらく流産してしまったであろうと思った6週4日の翌日、6週5日。様子がおかしい、昨日流産は終わったはずなのに、まだお腹が痛い。生理3日目位の出血も続いているのですが、お腹が痛いのはなぜ?しかも結構、いやかなり痛い!

下痢も続いていて、子宮収縮の痛みなのか何なのか、もはや謎だけど、歩くと子宮が「でろん」と、下にぶら下がっているような、とても嫌な感覚でそして痛い!歩くのがしんどいので1日横になって過ごしていました。

前回の流産の時は翌日には通常営業モードで普通に仕事にも行けたのに、これはなんぞ?やはり子宮外妊娠だからか?という状況の中、翌日6週6日、病院へ行ってHCGの値を確認してびっくり。

HCG700台。

「まだ妊娠してますね」

との先生の言葉にびっくり仰天。

え?どゅるんって塊出てしまったし、出血すごかったし、何より流産の時と同じ痛みすごかったし・・・え?え?

先生に経過を説明しても

先生:「HCGが0にならないとまだ妊娠してるから。少なくとも、この値だと確実に妊娠中です」

と。

えええええええーーー。

とりあえずまだどこかに妊娠している=どこかで破裂して大出血の危険があるので、

運動NG、散歩もNG、家でとにかく安静に、刺激を与えないように過ごしてくださいとの事。

結論、私はここからHCGの値を永遠と見守り続ける日々となるのですが、そんな私のHCGの値の経過がこちら。↓

子宮外妊娠のHCG値の推移

グラフが途中で終わってしまっていますが、HCG6.6の後、7/10に1.6、7/31に0.5となり経過見守り終了となりました。

結論、流産症状が始まってからHCGの値が0(正確には0.5でしたが)を確認できた7月31日まで、実に約2ヶ月半も流産が完了するまでに時間がかかった訳なのです。

手術はせずに済んだ、不幸中の幸いとはこの事ですが、自然流産でもなかなかに大変な経過をたどる事となってしまいました。

子宮外妊娠の経過がエグい!HCGの値が下がらず激痛!

自然流産が完了するまで約2ヶ月半もかかってしまった訳ですが、大きく3回に分けて大きな痛みと出血を繰り返すという経過でした。

1度目(5/18~6/10)
・明らかに流産の痛みと大量の出血、夜は痛みで寝付けない(3日間)
・赤ちゃんと思わしき血の塊が流れてしまったのを確認
・歩くのが困難な痛み、車の揺れも痛い、3日は痛みで完全に横になって過ごし、1週間は完全安静
・出血が無くなるのに3週間以上かかった

2度目(6/18~6/25)
・外出中、映画館で突然出血開始
・腰の痛みとかなりの出血がまたも続き、夜は痛みで寝付けず、日中も寝たきりに(3日間)
・1週間程で出血が止まる

3度目(7/17~7/28)
・朝ごはん中にいきなり出血
・腰、お腹ともにキリキリとした嫌な痛みがどんどん痛くなり、またも3日程は寝たきりに
・1週間半で出血が止まる

3回ともに、大体最初の3日間は激痛と大量の出血、動けなくなり寝たきりという感じで同じで、あとは出血が止まるまでの時間が長いか短いかといった違いがあった程度でした。

この最初の3日間の激痛ですが、普通の自然流産の時の痛みと比べて、痛みのレベルは一緒位でしたが、

痛みが長く続くことと、痛みが長く続くからこそ子宮もお疲れ(?)のせいか、子宮がでろんっと重く感じ違和感がひどく、歩くのも前傾姿勢で子宮を押さえて歩かないと、なんだか子宮がころんと落ちてしまうかのような、そんな違和感がありました。

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子宮外妊娠でも手術をせず自然流産。病院の対応はどんな感じ?

私の病院では、HCGの値が増えていっている→危険なのでなるべく胎嚢の位置を特定した上で腹腔鏡手術などの手術をする事が基本の考えなのかなと感じましたが、HCGの値がわずかながらに減っていっていた私の場合、やはり手術は避け、なるべく経過を見守る方法を取ってくれていました。

1078あったHCGの値が3日後に941、そのまた3日後に760まで下がったので、そこからは1週間毎に受診に切り替わり、HCGの値が67まで下がった後は、2週間毎に、それでも0にならなかったので、最後の最後は3週間後に受診という感じで、ひたすらHCGの値のチェックをしていく方法でした。

のろのろではありましたが、HCGの値が増えるという事はなく徐々に減っていったので

「手術はたぶんもう無いな、良かった」

と思っていたのですが、後に先生に

「手術になると思っていたから今日採血の量めっちゃ多かったと思う、ごめんねごめんね~」

と言われ呆然とした事がありました。

子宮外妊娠のHCG値の推移2

ここの減りが緩やかすぎたので、

「コヤツ次手術になりそやで~先回りして手術用の採血手配しとこ」

と、こうなっていた訳ですね~。

当の本人そんな事はつゆ知らず、経過は順調と思っていました。結果、そこから一気にHCGの値が減ったので、手術は回避できた訳ですが。。。

子宮外妊娠、HCGの値がどれ位だと危険なの?

私:「先生、それではHCGの値がいくつ位だったら手術になるんでしょうか?」

先生:「HCGの値が3000だろうが5だろうが、関係ない。症状(痛み)が出たら手術しますよ。5でもいきなり破裂して痛みが出て緊急手術になる人もいるからね。胎嚢の大きさ(=HCGの値)は関係ないよ。」

との事。

私の場合、HCGの値ではなく、減り方が緩やかすぎて、明らかに子宮外妊娠の減り方だし、出血しているがうまく流産できていない=どこかで破裂を起こしそうと読んでいた様子。

正常な妊娠時の流産であれば、HCGが1000あったとすれば、流産で一気に一桁台位までHCGが減るのだそうで、私のこの減り方は明らかに子宮外妊娠の減り方だね、との事でした。

そんなこんなで5でも胎嚢が破裂する可能性があるので、必ずHCGが0になるまで採血を続ける事、また、今回の妊娠が胞状奇胎であった可能性もあるかもしれないので、0になるまでは確認したいとの事でした。

と、こんな感じでHCGが0になるまで病院に通い続けた訳ですが、その間、痛みが出たらすぐ病院へ来てと言われていました。

痛みって何ぞやという感じですが、私の場合、流産の経験があったので、

「これは流産の痛みと一緒だからこれは病院へ行かなくて大丈夫」

と何となく判断してやってましたが、経験が無ければどう判断したら良いのでしょうかね?痛くてマズイ!と思ったら病院へ、との事だったので、救急車を呼ぶレベルならって感じ?

救急車
______へいお待ち!______

救急車を呼ぶレベルになってからってマジ怖いですよね、それで本当に大丈夫なんか~いヽ(´▽`)/

→次記事【Vol.9】私の不妊治療をまとめるブログ。30代、何から始めた?

【2度の流産と妊活記録記事はこちら↓】

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